タニメモ|多肉植物の育て方とは?

山梨県と長野県に跨る八ヶ岳で、多肉植物・サボテンなどを販売する一本木は、夏は涼しく冬は-10度にもなる冷所です。

山岳地帯の真冬では植物の管理は難しいと思われがちですが、適切に管理すれば育てられるという証明と失敗(泣)を、多肉植物の育て方のメモ帳として、その記録をお届けします。

そもそも多肉植物とは?

多肉植物はその不思議な姿や数万種類もあるといわれる品種の豊富さが魅力で、"ハマる"と出てこれない大変奥深い植物です。最近では、100円均一や雑貨屋でも必ず目にするほど人気となっています。

多肉植物は、主に乾燥地域を原産地として、強い乾燥に適応できるように水を蓄える肉厚な葉や茎などをもったものが多く、それぞれの自生地の環境に適応した姿へと進化したと考えられています。
雨の少ない環境に適応した多肉植物は、水やりも少なく育てやすいことから、観葉植物として人気が高いようです。

あまりにも種類が多くて、どう育てたらいいのかわからない!

ユニークな姿形、普及種から希少種、斑入りや綴れなどコレクション性も高く、とても種類の多い多肉植物の世界では、「どう育てたらいいのかわからない!」という方は多いと思います。

そんな方のために自分が育てている多肉植物のリアルな体験談をここではメモ代わりに記録していますので、皆様の多肉生活の参考にしていただければと思います。

ハオルチア

個性的な形が特徴で、「軟葉類」と「硬葉類」と二種類に分かれ、軟葉類には葉の先に「窓」と呼ばれる淡く透明で柔らかい葉があり、その色や輝きにより高額で取引される個体もあります。ハオルチア属は寒さにも非常に強いとのこと。八ヶ岳の冬越しにも期待したい。

ハオルチア コレクタ
育てやすさ★★★★★
葉先の透明な窓が美しく、輝きと白い網目状の模様が美しいほど人気が高い。
ハオルチア ファスキアタ コンコロール
育てやすさ★★★★
硬い葉の絶妙な曲線と白い模様が魅力。
ハオルチア チョベリバ
育てやすさ★★★★
硬葉類で白い模様が特徴。名前を聞いて反応できる世代で別れるが正式名称。個人的にはチョベリグ。

セダム

セダムは小さな玉状の葉や肉厚なシルエットが可愛らしい、初心も育てやすい多肉植物です。生育も早く、落ちた葉からでも発根したり、挿し木でも簡単に増やすことができます。日光が不足する徒長気味になりやすく、数多くの品種がある分、寒さに強いものや弱いものなど様々なので、管理には気をつけましょう。

セダム ヘルナンデツィー(緑亀の卵)
育てやすさ★★★★

丸みのある多肉質の葉と、木立ち性の姿が可愛らしい多肉植物。

セダム ヘルナンデツィー(緑亀の卵)
セダム 虹の玉
育てやすさ★★★★

耐寒・耐暑もあり、挿し木と葉挿しで簡単に増やすことができるので、初心者も安心の品種。日当たり良く乾燥気味に育てると秋頃の紅葉が見どころ。

セダム 乙女心
育てやすさ★★★★

多肉初心者が始めて越ごしさせるのにぴったり。寒さに強く、0度で霜に当てられても簡単には枯れません。秋に葉先から赤く紅葉し、春春に綺麗な花を咲かせる。名前に似合わず、接し方(育て方)は簡単です。

アボニア

托葉(たくよう)という葉の付け根から生える葉状片が発達したものが全体を覆っています。南アフリカ原産の多肉植物で冬型のものが多いとのこと。地下に塊根を形成するコーデックスは、密集して大きく生長するとなかなか迫力が出てきます。

パピラケア(白蛇殿)
育てやすさ★★★★

茎は白い鱗片で覆われ「白蛇殿」とも呼ばれる冬型の多肉植物。生長は遅く、伸びた先端から小さな花を咲かせる。

フェネストラリア

南アフリカ原産で、葉は細く先端部分に窓を持つ小型の群生種です。徒長しやすいので日光にはよく当てるようにしましょう。ただし、真夏の日差しは避け、遮光気味に。生長し密集してくると蒸れにも一段と弱くなるので断水気味に管理、または株分けをします。耐寒性も強く育てやすい多肉植物です。

五十鈴玉
育てやすさ★★★★

細長く先に窓と呼ばれる淡く透明で柔らかい葉がある。生長も早く初心者にも育てやすい多肉植物。

ユーフォルビア

ユーフォルビア属は多肉植物の中でも数千種類と種類が多く、姿形も多種多様。魅力的な種属です。根が細く根張りが弱い種類が多いらしいので、水やりや植え替え時には注意したいところです。ユーフォルビアの特徴は傷つけた時に白い樹液が出ます。樹液は有毒性で肌に着くとかぶれたりするので注意してください。

スザンナエ(瑠璃晃)
育てやすさ★★★★

【春秋生育型】耐寒性もあり、八ヶ岳の冬越しも安心。仔株をたくさん吹くので生長が楽しみ。綺麗な球に仕上げるには実生苗がおすすめ。

センペルビブム

ヨーロッパ、ロシアの山岳地に自生し、極寒にも耐えうる最強クラスの耐寒性を持つ種属。冬でも戸外で育成が可能で、非常に丈夫な多肉植物です。ただし、暑さや蒸れが苦手です。真夏の直射日光は避け、風通しの良いところで管理しましょう。

ブルーボーイ
育てやすさ★★★★

【春秋生育型】-30度にも耐えうる最強クラスの耐寒性を持つ。ブルーグレーの葉が紅葉する姿はとても美しい。

エケベリア

葉は肉厚で葉先は細く尖理、ロゼット状につらねるエケベリア。多肉植物の中でも育て方が簡単。冬の涼しい時期は葉の赤みが増す紅葉がとても美しい。様々な品種があり、耐寒・耐暑、常緑・紅葉など様々ですが、比較的育てやすいものが多い。また、葉挿しなどで簡単に増やすことができるもおすすめ。

エケベリア モノケロティス 錦
育てやすさ★★★★

青白い透明感のある姿が美しく、秋に薄く紫色に色付く。

エケベリア モノケロティス 錦
エケベリア スノーバニー
育てやすさ★★★★

青白い透明感のある姿が美しく、秋に薄く紫色に色付く。

エケベリア スノーバニー
パーパソルム
育てやすさ★★★★

【春秋生育型】真暑・真冬は休眠し、10度~25度が生長期。渋い色みが好み。

ハムシー
育てやすさ★★★★

【春秋生育型】暑さにも寒さにも強く、初心者も育てやすいです。ふわふわの産毛に覆われた肉厚な葉は、縁の赤みから徐々に紅葉していきます。生長も早く、木立するほどに大きくなるので育てる楽しみも大きい。

セトーサデミヌタ
育てやすさ★★★★

【春秋生育型】青みがかった緑の葉は、全体に白い柔らかい微毛が生えています。高温多湿に弱く、明るい日陰で風通し良く管理。秋が深まると葉先が紅葉する。

パールフォンニュルンベルグ
育てやすさ★★★★

【春秋生育型】葉の縁が薄くピンクで、全体的に紫色をした肉厚の葉が特徴。耐寒性もあり、比較的育てやすい。徒長しやすく幹立ちするので、遮光気味に日光によく当て風通しの良い環境で管理。

カランコエ

月兎耳(つきとじ)などが代表とされる南アフリカが原産の非常に丈夫な品種です。葉の表面に毛が生えているものやツルツルの葉であったり、草丈も5cm程度から1M以上の低木になるものまで、様々な種類があります。夏生育型に分類されますが、個人的には耐寒性もあり、初心者の方にもおすすめの多肉植物です。

カランコエ テディベア
育てやすさ★★★★

テディベアのような赤茶色の生毛で覆われた姿がとても可愛らしい。

カランコエ テディベア

クラッスラ

ラテン語で「Crassula」は「厚い」という意味から、幾重にも重なり合うように展開する多肉質の葉に由来するといわれています。種類も非常に多く、その姿も群生から垂直に生長するもの。数センチの小型から数メートルまで大型種まで幅広いのも特徴です。

クラッスラ 火祭り(錦)
育てやすさ★★★★

真っ赤に燃え上がる炎のような美しい紅葉が魅力

クラッスラ 火祭り(錦)

コチレドン

生毛の生えた多肉質の葉が特徴の南アフリカ原産の多肉植物です。密集して枝分かれして木質化してきます。直射日光は葉焼けしやすく、日照不足だと徒長もしやすいですが、挿し木などで簡単に増やせるので初心者にもおすすめの多肉植物です。

コチレドン 熊童子(錦)
育てやすさ★★★★

子熊の手のようなモフモフな生毛の多肉質な葉が可愛らしい。

コチレドン 熊童子(錦)

グラプトペタルム

中米・メキシコが原産。また葉挿しなどで増やすのも簡単で寄せ植えにもよく使われる品種。寒さにも比較的強いので八ヶ岳の冬越しも問題ありません。ただし、蒸れや強い日差しには弱いので気をつけましょう。丈夫で初心者にもおすすめです。

グラプトペタルム アメジスチヌム(アメジスティナム)
育てやすさ★★★★★

コロッとした丸みのある葉ははうっすら白く粉を吹いたように。薄紫のなんともいえない色味が素敵。

グラプトペタルム アメジスチヌム(アメジスティナム)

グラプトベリア

グラプトペタルムとエケベリアとの属間交配種。ロゼット状の肉厚の葉は、秋には綺麗に紅葉します。夏の蒸れに弱いですが、比較的寒さにも強く、挿し木や葉挿しでも簡単に増やせるので初心者にもおすすめの種属です。

セブンスター
育てやすさ★★★★

【春秋生育型】ロゼット型の青みがかった葉は、葉先が少し赤くなっているのが特徴。秋に綺麗に紅葉します。

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