プレクトランサス エルンスティーの育て方

シソ科の南アフリカ原産の多年草で、観葉植物としてはハーブに分類されるものがメジャーですが、塊根部分を作りコーデックス分類されるものもあります。プレクトランサス エルンスティーは塊根のできるコーデックスを八ヶ岳で3年ほど育ててますが、耐寒性はあるほうだと思います。開花時期は長く5月から10月ごろまで小さな筒状の花を咲かせます。

プレクトランサス属の中でもエルンスティーは塊根部分ができる珍しい植物です。とりわけコーデックスの中でも葉から香るミントの香りが特徴で、その涼しげな小さな花や香りが楽しめます。

品種名
プレクトランサス エルンスティー
学名
Plectranthus ernstii
科名
シソ科
属名
プレクトランサス
原産地
南アフリカ
生育タイプ
夏生育型
育てやすさ
★★★★
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プレクトランサス エルンスティーが好き

ローズマリーやミントなどのハーブと同じシソ科の仲間のプレクトランサスは、夏型の常緑で乾燥にも強いため、比較的育てやすいコーデックスです。多肉植物ではないので、乾燥に強いからといって水やりを控えめにしていると、夏の暑さで枯れてしまうことがあるので注意してください。ここでは1年を通してプレクトランサス エルンスティーの生長の記録をまとめ、育て方の備忘録とします。

Check!画像をタップすると詳細が表示されます。

プレクトランサス エルンスティーの春の育て方
難易度:★★★★★
水やり:★★★★
生育環境:温室(10℃〜20℃)
プレクトランサス エルンスティーの夏の育て方
難易度:★★★★
水やり:★★★★
生育環境:温室(24℃〜35℃)
プレクトランサス エルンスティーの秋の育て方
難易度:★★★★
水やり:★★★★★
生育環境:温室(15℃〜20℃)
プレクトランサス エルンスティーの冬の育て方
難易度:★★★★★
水やり:★★★★
生育環境:温室(5℃〜15℃)

プレクトランサス エルンスティーの増やし方

増やし方は挿し木で簡単に増やすことができます。よく枝もあちこちから伸びてきますので、剪定して形を整えてあげる必要があります。その時に切り落とした枝を日陰で一日切り口を乾燥させてから土に挿しておくだけ。

水耕栽培でも良く育つ

その他にも、水耕栽培で増やすことも出来ます。挿し木同様にカットした枝を水につけておくだけ。調子の良いものだと4、5日後にはしっかりと根が生えてきます。挿し木よりもタンク部分が太りにくいので、コーデックスらしくするには挿し木の方がオススメです。

どんな枝でも挿し木としてタンクが出来る!

生長も早いので春先に挿し木にして、3ヶ月くらいで立派にコーデックスのタンクが出来てきます。ただし、上手く綺麗なタンクができるかどうかは運次第なところもありそうです。

コーデックスとしての魅力

プレクトランサス エルンスティーのコーデックスとして魅力的な点は、節が太っていく枝振りとなんとも言えない幹肌です。地面に近いところからも脇芽や気根が出てくるので盆栽のように作り込みが面白いコーデックスです。

太らせるには?

コーデックスとして見栄えのある枝ぶりや幹周りを太らせるには、しっかりと日当たりのよく風通しの良い環境で育てましょう。冬でない限り戸外で雨ざらしでも平気です。しっかりと生長期に枝を増やして水もよく食うので、しっかりと日照・水やりを繰り返せば立派な姿になってきます。

プレクトランサス エルンスティーの用土は?

プレクトランサス エルンスティーは水や肥料が好きです。コーデックス用の用土でも問題ありませんが、本来多肉植物ではないので水捌けが良すぎるのも水やりの回数が増えるだけなのでオススメしません。私は市販の観葉植物の用土をベースに使用します。観葉植物の用土だけでも構いませんが、保水性や保肥性を高めるために腐葉土を2割ほど追加で入れています。生長期の夏から秋にかけては用土が乾いたらたっぷりと水をあげます。

涼しげな小さな花

5月から11月くらいまで個体差が出ますが、1年のうち長く花を楽しむことができます。私の場合はエネルギーを開花に回さないように、花芽が立ち上がってきたら切るようにしています。開花のペースが早く手間もかかりますが、立派なタンクを作るためには必要かと思います。

プレクトランサス エルンスティーの越冬管理

プレクトランサス エルンスティーは夏生育型のコーデックスです。厳冬期は加温管理下でも朝方は3度から5度になります。日中は日によく当てるようにしていたので20度以上にはなります。
生長が鈍るため、一番気をつける水やりに関しては葉が落ち始めてらからは2週に1度ほど用土に対して半分くらいの水を与えます。湿った状態が長く続かないように天気の良い日が続く頃にあげましょう。

幹肌の緑色はなく生長は停止

だいぶ厳しい環境で育ててみましたが、調子を崩すこともなく元気です。プレクトランサス エルンスティーは水をとても好みます。休眠期だとはいえ割と用土が乾き切って、天候の良い日が続きそうな時は水を切らさないようにしています。

病気についての対策

プレクトランサス エルンスティーは丈夫なので今のところ病気にはかかっていません。気になることなどがあればこちらを更新しようと思います。

害虫についての対策

害虫が発生した時の様子をこちらに更新していきます。

ヨトウムシ(夜盗虫)による被害

プレクトランサス エルンスティーの枝が切り落とされ、葉が落ちていることがあります。これは夜行性の害虫「ヨトウムシ(夜盗虫)」の被害です。日中は土の中に潜み、夜になると地上に出て食害を始めます。かなり大食いで、一晩で幼苗は葉を全て落とされたこともあります。

ヨトウムシ(夜盗虫)の対策は?

夜行性で捕殺することが困難で、用土をひっくり返すこともしずらいので厄介な害虫ですが、オルトランは効果があります。

使い方は簡単で、植え替え時に用土に適量を混ぜ込んでおくか、後から用土の上に少しまぶしておくだけでお効果があリます。

プレクトランサス エルンスティーの販売

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