アロイノプシス スクーネーシー(唐扇)は、南アフリカ原産のメセンに分類される塊根性の根を持つ多肉植物。現地ではほとんど地中に埋まっており、多肉質の葉は周囲の景色に擬態するように進化しています。小ぶりのコロッとした多肉質の葉が魅力のコーデックスです。
アロイノプシス スクーネーシー(唐扇)は、冬育成型です。真夏は休眠期に入り、涼しくなり始める9月末から3月末くらいの涼しい時期が生長期になります。寒さには弱くはないですが、厳冬期は下葉が枯れ込んだり、葉の調子を崩すこともあるので5度以上を保つようにします。本来埋まっているはずの塊根部分を露出させて育てている場合は特に注意が必要です。
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増やし方は、葉挿しなどで増やすことができます。大きく生長しても15cmほどの小型の多肉植物で、生長速度も決して早くありません。また、葉挿しよりも種子による実生の方が塊根部分が肥大化しやすい傾向があります。
アロイノプシス スクーネーシー(唐扇)のコーデックスとしての魅力は、メセンでは珍しい肥大化した塊根部と、コロッとした多肉質の葉が密集して生える、愛嬌のある姿ではないでしょうか。
本来は塊根部分は露出せずに地中に埋まっています。鑑賞的な楽しみ方で根上げして育てることもできますが、入手時に塊根部分を露出してからどれくらい管理されているのか、株の状態を考え管理環境に合わせて判断することをおすすめします。
生長期での植え替えでも調子を崩すことが多いのも特徴で、失った葉はなかなか生え揃わないので植え替え時の根上げは慎重にすることをおすすめします。
コロッとした多肉室の葉はコーデックスの魅力としてポイントが高いです。葉の表面には細かな斑点模様があり、現地では砂利や岩などに擬態するためなのでしょうか。見た目ではゴツゴツとした質感を感じさせますが、実際はツルッとした触感です。
開花は12月から2月ごろです。面白いのが、花芽は直前までよく見ないと通常の葉と同じ姿で生長し、開花の時期になると割れ目が現れます。パッと見分からないこの意表を突く感じもまた魅力ですね。
開花時期になると、黄色やピンクなどの綺麗な花を咲かせます。
開花は15時くらいから開き始め、18時くらいには閉じてしまいます。この花もなかなか魅力的でサボテンとは違った魅力的な花を咲かせます。見た目とは違い派手な花をさかせるのも愛着が湧きます。
水捌けの良い多肉植物用の用土を用意しましょう。夏の蒸れには弱いので赤玉や鹿沼、軽石などをベースに軽めの用土で管理します。元肥をすると良く生長してくれます。生長期の1〜3月、9月〜11月に薄めた液肥を与えても良いです。
アロイノプシス スクーネーシー(唐扇)はメセン類に属す冬生育型です。冬型は真夏は断水気味に管理し、真夏は2週間に一度くらい用土の表面が濡れる程度に水やりをし、風通しの良い半日陰で管理します。涼しくなる9月末くらいからは、葉の展開や用土の乾き具合を見ながら、用土が完全に乾いてからたっぷりと水をあげましょう。ただし、厳冬期は生長が鈍くなるので、月に一度表面を濡らす程度に水やりをします。
アロイノプシス スクーネーシー(唐扇)は割と繊細な印象です。生長は早くないので、調子を崩し葉が枯れてくるとなかなか姿が整うまで時間がかります。特に崩しやすい真夏や梅雨の時期の蒸れには注意が必要です。風通しの良い半日陰で管理し、生長期の立ち上がりを良くするためにしっかりと管理しましょう。
アロイノプシス スクーネーシー(唐扇)は真夏の直射日光を受けると茶色く葉焼けを起こしてしまいます。夏越えは半日陰の風通しの良い環境で管理しましょう。
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