南米原産のふわふわとした毛で覆われた見た目が可愛らしいサボテン。見た目に反して毛は硬く、毛の中は鋭い刺で覆われているのでご注意を。老楽の他にもエスポストア属の幻楽や白楽翁など、毛のような刺の一部に覆われた柱サボテンを毛柱類(けばしらるい)と呼ぶそうです。
エスポストアの多くが白い毛(刺の一部)で覆われており、見た目がふわふわとしているため、インテリアプランツとしても人気が高いです。また、寒さにも暑さにも強く初心者にも育てやすいサボテンでもあります。
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エスポストア 老楽の増やし方は、実生や傍から出てくる子株をとって増やすことができます。生長も速くはないので、実生から育てる場合は増やすのには時間がかかります。接木との相性も良いので、生長を促し立派な群生株にするのもおすすめです。
山岳地帯に自生するエスポストア 老楽は、日本の夏のように蒸し暑い環境は苦手です。南米の高地は年間を通じて雨量は少なく、昼夜の寒暖差が激しいのも特徴です。日本の高温多湿の環境には耐性がないため、用土は一般的なサボテン用の水捌けの良い赤玉ベースのもので問題ありませんが、栽培下の環境に合わせて配合は調整した方が良いでしょう。
生長期である夏は用土が乾いたら底から水が溢れ出るほどたっぷりと水をやります。夏生育型といっても40度以上の高温は良くありません。高温すぎると生長が滞り、水を吸いにくくなります。
山岳地帯は日差しは強いですが、風通しがよく気温も日中30度代なので、日本の居住区やビニールハウスなどでは高温になりすぎないように注意します。高温時の水やりは鉢内が蒸れた状態になり、根腐れの原因となりますので環境に合わせて水やりの量や時間を調整します。
40度近くになると生長が鈍くなるため、水やりは控え夏越しをさせます。日差しが落ち着く16時以降に軽く水やりをする程度にします。
寒さにも強いので、この時期の管理は基本断水です。晴れの天気が続くタイミングでさっと水やりをします。休眠期は水を吸いづらいので、10度を下回ってきたら断水管理に切り替え冬越しさせます。この時期は日照はしっかりとさせておくことも大切です。
植え替えは休眠期に入るまでの4月から10月ごろまでに行い、夏の高温になる7月から8月の頭くらいは避けて行います。細根タイプなのであまり深い鉢には向いていませんが、植物の大きさに合わせて適度な鉢に植え替えます。高さのあるサボテンを植える場合は小さな鉢に植えると不安定になってしまいますので、長鉢に植える場合は底石を多めにして水捌けや通気性をよくする工夫をしておきましょう。
その魅力はふわふわとした綿毛に覆われた可愛らしい姿ではないでしょうか。綿毛のような白い毛は個体差があり、まさに老人のような立派な白髭を蓄えたようなものもあれば、少ししか生えていない個体まで様々です。ある程度育ってくると群生してきますので、見た目の可愛らしさも増してきます。
見た目よりも触るとごわごわと硬い毛のようなものは刺の一部です。ぱっと見刺がないように見えて、中には鋭い刺がしっかりと生えているので注意しましょう。
強健なサボテンなので厳冬期以外は外で雨ざらしでも問題ありません。ただし、大気中のチリや雨などで白い綿毛は薄汚れてしまいます。ある程度観賞用として考えるのであれば、屋根付きの管理をオススメします。
エスポストア 老楽は3mを超えるほどに成長する大型サボテンで、開花にもかなりの年月がかかるようです。
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